ランドデザイン

2025振り返りと2026以降について

皆さま明けましておめでとうございます。

題の通り2025振り返りと2026以降について本音でつらつらと書いていこうと思います。個人的な記録として残しますが興味のある方はお付き合いください。

2025は公私共に環境・価値観の変化が多く、思い返すだけで疲れてしまうほど本当に色々なことがありましたが、

中でも最も自分にとって大きな出来事は『海外での仕事の経験』でした。

自分の可能性が見え仕事の方向性に対する価値観が変わり、思い切ってクレーン車トラックと借りていた置き場を手放し引っ越しもして、仕事のスタイルを完全に造園設計へ移行しました。

価値観・環境が変わり会う人もかなり変わりましたし、新たな葛藤も生まれ本当に悩ましい日々が続いていますが前には進んでいることでしょう。

こんな感じの新たなデスク環境になり、今年も年末年始は休まず仕事してました。

年末年始のキラキラした街並みや周りを見てしまうと時折自分が惨めに感じてしまいますので、なるべく見ないようにし気持ちが沈む時は『自分は遅咲きなんだ』と言い聞かせ楽しみながら作業をしてました。

それから息抜きとしての模擬設計もしました。年末年始に模擬設計し模型を作るのも造園設計を学び始めた5年前から通例となりました。

今では大量の『庭園デザインのストック』と見るだけで心が歓喜する『秘密の理想郷の庭園模型』がたくさんあります。どちらも全力で取り組んだもので心から大切に思える自分の財産です。

(茶道教室恒例のおみくじです。例年このおみくじは子供の頃テレビで活躍していた細木数子先生を連想させるような厳しい言葉が多いのですが今年は中吉で優しい内容で安堵しました)

 

で、2026以降の方向性ですが引き続き国内での認知も広げつつ海外進出へ向けてアプローチをしていこうと思ってます。まだまだ認知が足りず求めている方とのマッチングが出来ていないと思うのが一番の理由ですが、海外進出に関してはその他に理由は3つありまして順番にお話ししていきます。

 

1.『2025に海外の仕事を経験して今の自分でも国際的に活躍することは可能と思った』

2.『円安や人件費高騰で予算面で厳しくなりつつあり庭が贅沢品になっている』

3.『日本人の価値観がもう庭と合っていないと思った』

 

1.は題の通りです。現時点で12年間自分が積み上げてきたキャリアが気がつけば世界中で通用するものになっているなと思ったので海外方面にも手を広げていこうと思います。自分の未来のためでもありますし、今まで多くの先輩方に限りある命の時間を頂戴し育ててもらった技術の保存の観点から見てもそうするべきだと判断しました。(将来的に日本で後継者を育てるのは土壌的に無理だと思いましたので)

 

2.も題の通りです。以前は為替の安い国から石材などの造園資材を輸入しなんとかやってましたがいよいよ厳しくなったというか本来の姿に戻りつつあると感じています。

加えて職人の技術力の低下と人件費の高騰で造園はより厳しい局面になっていると思いました。予算面もあると思いますので今後は上手にコンクリートを使っていくしかないですね。

 

3.問題はこちらです。年齢・職業問わず庭と相性が悪く『少しヒステリックな考えを持ち安価ですぐに作れ・すぐに壊せるものを好む人が増えた』のを実感しています。

ヒステリックというのは身だしなみで例えると、髪がボサボサで左右別々の靴や靴下を履いてしまっていたり、めちゃくちゃなコーディネートや着こなしをしているにも関わらず袖のボタンの裁縫についてはかなり気にしているというような状況です。

そして皆さん美しいものでなく表面的に綺麗なものを好み、経年する奥ゆかしさを感じる侘び寂びのような価値観を持っている方が非常に少なくなったな〜と感じています。

もちろん相対的に少ないですが中には品性が良く物や人を大事にしてくださる徳のある方もいらっしゃいます。

業界に入った19歳から12年経ちようやく自分の仕事が形になり始めたところで残りの現役寿命は多くて50年しかありません。1年で携われる案件は1〜5件程度ですので一生に手掛けられる仕事量は決まってますので、きちんと求められているところ・お庭が愛され長く残る場所で腕を振るえるよう慎重にキャリア選択をしていきたいです。

 

という訳でそんな決心をしながらも溜まったストレスを数々の花びら餅にぶつけ、今年も頑張ろうと決心した2026のお正月でした。

(自称花びら餅ソムリエ)